車の塗装を守るためのコーティングガイド:手順と紫外線対策のポイント

車の塗装を守るためのコーティングガイド:手順と紫外線対策のポイント

1. コーティングの重要性

クルマの塗装を守る点では、コーティングが最も有効な方法です。コーティングは、人でいうところの「日焼け止め」のような役割を果たします。業者に依頼すれば費用はかかりますが、しっかりと施工してもらえるため高い効果が期待できます。

樹脂製パーツライトについては、専用のコーティングが必要です。

2. コーティングを自分で行う手順

コーティングを自分で行う際の手順は以下の通りです。

  1. 洗車
  2. 下地処理(鉄粉や水アカ、シミの除去)
  3. 乾燥
  4. 研磨(コンパウンドで)← 新車の場合は不要
  5. 洗車
  6. 脱脂(表面の油分の除去)
  7. コーティング剤の塗布
  8. 拭き上げ・乾燥

3. 塗装色と紫外線の影響

車の色によって紫外線への耐性は異なります。

紫外線に強い色

  • 白系:紫外線を反射するため、劣化が遅く長持ちします。淡いベージュ、クリーム色、シルバーも紫外線を吸収しにくいため長持ちします。
  • 青色:紫外線を反射する性質を持ちます。
  • パール塗装:クリアが加わるため、色褪せしにくいです。

紫外線に弱い色

  • 黒色:紫外線を吸収しやすく、塗装が劣化しやすいです。
  • 赤色:紫外線を吸収しやすく、塗装が劣化しやすいです。
  • ソリッドカラー(原色系):紫外線を吸収しやすく、劣化しやすいです。

どの色でも紫外線の影響は避けられませんが、色褪せのリスクを減らすためには屋内駐車が最適です。野外駐車の場合は、こまめな洗車やコーティングで保護しましょう。

4. 塗装の劣化対策は夏以外も必要

今回は紫外線対策を中心にご紹介しましたが、日本では春先の砂埃や梅雨など、塗装が劣化しやすい時期が続きます。愛車をきれいに長く保つために、夏以外の季節にも塗装の劣化対策を積極的に行うことが大切です。

よくある質問(FAQ)

Q. ワックスは紫外線対策にならないの?

A. ワックスにも紫外線防止効果は多少ありますが、その効果はコーティングほどではありません。コーティングの方が効果や持続性が高いため、長期的な対策としてはコーティングが推奨されます。ご自身でマメに洗車とコーティングをするのが一番綺麗に保ちやすいです。

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